チケプラ

EMTG Magazine

神奈川を中心に活躍するキマグレンがニューアルバムをリリース。
自らが運営する"音霊 OTODAMA SEA STUDIO"のほか、
この夏は全国数々のフェスに参加する彼ら。
3rd Album『ALIVE』と夏への意気込みをきいてみた!

リリース情報

キマグレン『ALIVE』

3rd Album 『ALIVE』
2010.7.14 release
《初回限定盤》UMCK-9361 ¥3,400(税込)
《通常盤》UMCK-1361 ¥2,940(税込)

夏!夏!夏!キマグレンの季節がやってきた!
『ZUSHI』『空×少年』に次ぐ3rd ALBUM。
シングル「SMILE」「泥だらけのHERO」「リメンバー」「星空モード」に加え 「青い季節」「ENDLESS SUMMER」など全12曲収録。

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ムービーコメント

キマグレン インタビュー

♪はじめて見上げた空を はじめて感じた恋を♪ というキャッチー&ディープなリリックで早くも名曲の呼び声高い「リメンバー」を皮切りに始まるニューアルバム『ALIVE』は、キマグレンの代表作になること間違いなし。30歳を迎えてネクストステップに踏み出したKUREIとISEKIは、大切なメッセージを届けるアッパー・チューンと、楽しく踊れるポップ・チューンの両方をこのアルバムでバランスよく聴かせてくれる。
そんな二人は、恒例の夏限定ライブハウス“音霊 OTODAMA SEA STUDIO”を地元・逗子で今年もスタートさせ、さらにパワーアップ。「リメンバー」をメインに据えて大反響を呼んだテレビ番組『金スマ』のエピソードを含めて、ディープにポップにインタビューしてみた。

キマグレン
EMTG: 『ALIVE』を作るに当たってのテーマは?
KUREI: 今まで「キマグレンといえば "夏" だよね」って言われてきて、「いや、"夏" じゃなく "海" です」って答えてた。なぜかって言ったら、みんな、海イコール夏って思ってる。逗子をホームにして、生活の中に海があることが日常である僕たちにとっては、 "海" と "夏" は違うんですよ。でも30歳の節目を迎えて、今年に関しては海と夏を徹底的に歌ってみることにした。それが『ALIVE』のいちばんのポイントですね。
EMTG: 冬の海もいいよね。
KUREI: そうそう(笑)。一枚目の『ZUSHI』はローカルを大切にしてることをテーマに、キマグレンを自己紹介したアルバムだった。2枚目の『空×少年』はコンセプト・アルバム。で、今回は、夏をキーワードとして詰めていったんです。
ISEKI: みんなが持っている“キマグレン=夏”のイメージを受け入れて、カッコつけずに自分たちのリアルを出していこうと。
EMTG: アルバムのラストが「夏が終わる頃」っていう曲だったりして、本当にストレートに夏を歌ってる。
KUREI: 僕たちにとっての夏の終わりって、すごく明確にある。期間限定のライブハウス“音霊 OTODAMA SEA STUDIO”が終わる日が、僕たちの夏の終わり。「夏が終わる頃」は、その最終日の気持ちを味わった僕らにしか歌えない曲です。そんなに構えてるわけじゃないけど、これも僕らのリアルですね。
EMTG: なるほど。そういう意味では「トンネル・タイムマシーン」も面白かった。海のそばのトンネルって、いかにもタイムマシーンみたいで。
KUREI: これは前からあった曲で、アイデアを大事にとっておいた。それを今回、形にするのがいいかなって。
EMTG: アイデアも楽しくて、キマグレンらしい。ISEKIくんはそれに対して・・・。
ISEKI: KUREIの詞の世界にメロディを付けて、よりよくするのが僕の仕事。KUREIの歌詞のコンセプトはユニークだし強いから、それに負けないメロを作るのはいつも大変だけど(笑)。キマグレンが伝えたいものを踏まえて作る、遊び心も足してね。
EMTG: その遊び心が、キマグレンの楽しさの芯になってるね。「BEACH BOYZ」のリズムとか、最高に楽しい。
ISEKI: アレンジのGIRA MUNDOさんも、「キマグレンもとうとうここまで来たか」って言ってくれた。ちょっとスカみたいな感じもあって、いいでしょ(笑)。

キマグレン
KUREI: 歌詞は楽しみながら書いていつつ、夏に絞って“季語”を探す作業だったですね。大変だったけど、確実に引き出しは増えた。ただ、どうしても使える言葉が限られるから、同じ言葉が何回か出てきて、リスナーがそれをどう思うかって悩んだ。で、小田(和正)さんにそのことを話したら、小田さんも“風”って言葉が好きで何度も使ってるって。「だからキマグレンは、“夏”と“海”を貫くんだよ」って言われてちょっと安心した(笑)。今後、このアルバムを聴いた人の意見を聞いてみなきゃいけないんですけど。でも書いた歌詞をまずISEKIに見せて、「いいじゃん」って言ってくれたときの嬉しさが原点なのは変わらないですね。
EMTG: 『ALIVE』のキーになる曲「リメンバー」は、どんなふうにできたんですか?
KUREI: "はじめて"という言葉をキーワードに作ったサビの4行が先にあって、ISEKIに見せたらその場でメロを付けてくれた。
ISEKI: 歌詞を初めて見たとき、メロディが降りてきた。この歌詞は、音霊の日々とかいろんなことを勝手に思い出させてくれるんですよ。
KUREI: 「リメンバー」は「LIFE」の第2弾って言われることがあるんですけど、自分ではあまりピンと来てない(笑)。「リメンバー」には、すごく身近なメッセージがある。"前向きに振り返る"、あの頃があったから今の自分があるっていう。音霊やって5年、キマグレンも5年、それは自分で選んだ道のはずなのに、迷ったり立ち止まったりしてた。そういうとき、キマグレンとして "はじめて" 立ったステージを思い出すと、改めて自分で選んだんだなって思う。本当に節目の30歳で「リメンバー」が作れてよかったと思います。
EMTG: 『金スマ』で歌った「リメンバー」は、まさにそういう感じだった。普通の座敷で、子供からおじいちゃん、おばあちゃんまでがいる前で歌った。
KUREI: あれが“初心にかえる”っていうことなんだよね。
EMTG: 広い座敷で、あのとき来てくれたお客さんと同じ目線で歌ってた。
ISEKI: 僕ら、高校生の研修会や老人ホームでも歌ったことがあって。
KUREI: ステージなしで、その場で歌った。そのときの経験から、あのアイデアが出て。だから、友達の広い家でやってるみたいな気分だった。
ISEKI: たぶんあそこは、近所の人が集まってカラオケやるような座敷だったんだと思う。ああいう場所、好きですね。マイクなしの、生声。本当の歌を聴いてもらってる感じがして、よかった。自分もいろんなことを思い出して、男泣きしましたね。

キマグレン
KUREI: あれは音霊スタジオの隣に毎年“海の家”を出店してた番組のディレクターが、田舎に引っ越して農業やってるのを応援に行ったときのドキュメンタリーだった。自分たちは相変わらず裏方もやってて、どんなにすごいミュージシャンでも人は人、初心っていうか、ひとりの人間に戻ることが大事なんだと思いましたね。
EMTG: 『ALIVE』っていうアルバム・タイトルに込めた意味は?
KUREI: 自分たちが今生きているっていう原点、等身大のリアルなタイトルだと思う。今回、アルバムを作っていて、キマグレンに求められているのは、ラブソングとかじゃなくて、そういうリアルなメッセージなのかなと感じましたね。
EMTG: そして秋にはツアーが待ってる。
ISEKI: 春のアコースティック・ライブを経験して、夏を越えた僕らならではのツアーになると思う。秋に新たなキマグレンを見てもらうことで、僕らも何か発見できるんじゃないかな。
KUREI: 寒くなっても、僕らは常に夏。夏は終わらない。僕らがそれを届けるから、夏を存分に感じに来てください。アルバムに収録の"ENDLESS SUMMER"がイメージかな。ぜひ見に来てください!

【取材・文:平山雄一】

アーティスト情報

キマグレン
逗子育ちの幼なじみであるISEKI(Vo.&G.)とKUREI(Vo.)の2人で2005年5月に 結成。同年逗子海岸に海の家ライブハウス(現「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」)を立ち上げ、出演アーティストのブッキングをするなかで、自分たちもアーティストとして出演することになったのが結成のきっかけ。音霊や横浜のライブハウスを中心に活動をスタート。
2007年にはミニ・アルバム「LIFE」をリリース。多彩な音楽性をミックスしながらあくまでJ-POPを目指す、その音楽性は高く評価され、08年2月にシングル「あえないウタ」でメジャー・デビュー。 5月にリリースされたセカンド・シングル「LIFE」は全国 FM29局でパワープレイ、CM起用により一気にブレイク。 7月16日に待望のファースト・フル・アルバム『ZUSHI』は、オリコンWeekly Chart初登場1位を記録、30万枚を超える大ヒットとなった。2008年度の数々の新人賞を受賞し、紅白歌合戦に初出場を果たす。


プレゼント情報

ニューアルバム『ALIVE』キマグレン直筆サイン入りポスターを
3名様にプレゼント!!


プレゼント

ライブ情報

U-EXPRESS 2010 in HAYAMA [HP]
7月24日(土)
[神奈川]葉山マリーナ特設ステージ
TOKAI SUMMIT '10 [HP]
7月25日(日)
[三重]ナガシマスパーランド芝生広場・野外特設ステージ
MUSIC LIFE 10 in 長崎 [HP]
7月31日(土)
[長崎]稲佐山公園野外ステージ
情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA '10 [HP]
8月7日(土)
[東京]夢の島公園陸上競技場
TREASURE05X with ZIP-FM-ONE STEP CLOSER 2ND DAY- [HP]
8月26日(木)
[愛知]Zepp Nagoya
音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2010 [みんな集まれ!!Special 2Days]
8月28日(土)、29日(日)
[神奈川]音霊 OTODAMA SEA STUDIO